好きらしいんだけど。

教室に帰ってからも
あっという間に授業は終わり外は夕日で
照らされていた。


もうあの人が頭から離れなくなっていた。
考えれば考えれるほどおかしくなりそうだ。

あの日一度しか喋ったことしかないのに
変な感じだな。



帰ろうと思ったけどなんとなく校庭のベンチに座り
夕日を眺めていた。

もうほとんどみんな帰っているだろう。




そう思っていたら下駄箱の方から人がでてきた。

なんだまだ誰かいたのか。


特に気にもせず、
また視線を夕日に戻そうとした瞬間目を奪われた。


「あっ…!」



思わず声がでてしまった。
でも向こうは気づいていないらしい。


あの人だ…



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