好きらしいんだけど。
「たしかに…好きらしいってなんだろう」
ういも疑問顔になってる。
そしたら彼は真っ直ぐ真剣な顔で答えてくれた。
「頭にでてくるのはいつもキミで、でもそれがなぜかわからなかった。好きって意味がわからなかった。でもあの日からずっと想っていた。いまだによくわからないけどこの感情はキ…いや、あなたが好きらしい。」
…トクンッ
初めての感覚。
こんなことを言われたのは生まれて初めてで
何が起こったのか本当にわからない。
心臓の音が聞こえてしまう気がするぐらいうるさい。
周りの声なんかなにも聞こえなくて
時が止まったような感じ。
年下のくせにこんなの反則だ。