好きらしいんだけど。
確信~結汰side~

柚斗と話しながら家に帰った。
とりあえず疲れてベッドに寝転ぶ。

天井を見上げて見ても答えはでなくて。


今日の事が全然忘れられない。



こんなにも近くにいたんだ。
それだけでとっても嬉しく思える。



一体この感情はなんなんだ?
こんなの初めての感情で意味がわからない。
柚斗がいってきた言葉の通りなのか?



だめだ。俺なんか気持ちわりぃ…




「柚斗!たすけろ!」
いつのまにか柚斗に頼って電話をかけていた。


「どした〜まだ悩んでんのか?」


「俺は一体誰なんだ」


「ん?結汰でしょ」


「あー、じゃなくてなんつーか。」


「なにをそんな焦ってんだよ」


「なんか…自分がわからねぇんだ」


「結汰はさ、あの人のこと考えちゃうんでしょ?」


「…」


「会いたいって思うんでしょ?」


「…」


「それが、好きってことだと思うけど」



「柚斗…さんきゅな」




やっと気付けた気がする。
ありがとな。柚斗。




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