好きらしいんだけど。

すると彼の顔がぱぁっと明るくなり、
そしていきなり目を離せないほどの真面目な顔で





「俺と付き合ってください」





目を合わせたままで、周りにみんながいるのにまるで二人だけの空間のような感覚。




全力疾走したときよりも胸が苦しくて熱くて、
なによりも愛しく思えた。





「答えはもちろん?」

何も言葉がでない私にういがでてきてくれて、
私は答えた。









「…よろしくお願いします」


< 26 / 32 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop