好きらしいんだけど。
愛しい〜結汰side〜
嬉し泣き?本当なのか?
そんなことを聞いて嬉しさが顔にでる。
自分でもわかる。
そうだ、最後までちゃんと言わないと。
いましかないんだ。
「俺と付き合ってください」
もう後戻りはできない。
どうなっても関係ない。
返事は「…よろしくお願いします」だった。
期待していたくせにびっくりしてしまった。
顔がさらに熱く赤くなるのがわかる。
やべぇ…嬉しすぎる。これは夢なのか?
そんな俺をみてクスっと笑う彼女。
周りの目なんてどうでもいい。
とりあえず二人に、二人きりになりたかった。
彼女の友達のういさんに
「今日は借ります」とだけいって
人混みのなか彼女の手を握り走った。
咄嗟に握った彼女の手はとっても小さくて
柔らかくて暖かかった。
走りながら彼女の顔をみると真っ赤にして
目が合うとすぐに逸らして手をぎゅっとした。
なにこの可愛さ、反則すぎんだろ。