好きらしいんだけど。
~結汰 side~

「おい結汰、また先輩たちみてるぞ」
「ほんっとお前モテるよな〜むかつく」
「どの学年からもだぜ?」


しらねーよ。
「どうでもいい」


俺は桐山 結汰 (きりやま ゆた)
毎日騒がしくて周りがうるさい。

女なんてのは興味ない。
1人を除いてはな。


「告白されても全部断るしさ~もったいねぇ!」


だって興味ないし。

「結汰はそういうやつだからな。」


俺のことをわかってくれてるのは親友の
田中 柚斗 (たなか ゆずと)


さらさらの黒髪の短髪で知的なオーラをかもしだしているが頭はバカなやつだ。



「カワイイ子いねーかなぁ」
「あ!あの窓からみてる人めっちゃ美人!」
「その横の人もかわいくね!?」


まだいってんのか。



「結汰もみてみって!お前のことみてんだぞ」


そういわれて嫌々ながら視線を二階の窓へと向けると自然と目が見開いた。


あの人だ。



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