お前だから必死なんだよ

－翌朝－

「行ってきまーす」

私は元気よく家を出た

「今日は新しい学校へ登校だ!!楽しみだなー 知ってる人いるかな？」

そんなこと言いながら学校へ向かった

「はい、みんな席について今日からみんなと一緒に勉強する転入生を紹介します。入ってー」

先生がそう言って私が入ると教室がざわめきだした

「わーかわいいー」

「すごく美人ー」

「顔ちっちゃいー」

ところどころからそんな声が聞こえた

「静かにして この子が今日からみんなと一緒に勉強する仲間です。仲良くするように。じゃあ自己紹介を」

先生にそう言われ私は自己紹介をした

「鈴木 雪菜です。今日からこのクラスでみんなと一緒過ごすことになりました。迷惑かけるかもしれませんが、よろしくお願いします。」

自己紹介をが終わると一斉に拍手がわき上がった

「じゃあ鈴木さんの席は廊下側の一番後ろね」

「はい」

私は指定された席に座った

「よろしくね鈴木さん」」

隣の席の子が話しかけてきた

「こちらこそよろしくね えーと…」

「あ、私は入谷 凛【いりや りん】」

「凛ちゃん よろしくね あと私のことは雪菜でいいから」

「分かった 雪菜ね」

こうして私に初めての友達ができた

HRが終わると

「ねーねー鈴木さんってどこから来たの？」

「モデル業とかやってる？」

「どうしたらそんなに可愛くなれるの？」

いろんな人から質問攻めされていた

「あの…えーと…」

私が困っていると

「あんた達いい加減にしなよ!!雪菜困ってるじゃん 質問があるなら一人ずつ聞きな!!」

そう言うとみんな一人ずつ聞くようになった

「どこから来たの？」

「愛媛からだよ」

「へぇー愛媛かぁー」

「モデル業とかやってるの？」

「ううんやってないの？」

「どうしたらそんなに可愛くなれるの？」

「どうしたらって言われても特になにもしてないけど」

いろんな人が話してくれるお陰で少し緊張が溶けた

「モデルやろうとか思わないの？」

一人の子が聞いてきた