悪いキス

泣いた

大航の存在なんてもうどうでも良かった

今日までの時間が嘘みたいに崩れ去る

浜辺に出来た砂のお城が一気に波で崩れていくみたいに

わたしは妹以上に愛されることはない

その事実を叩きつけられてとどめを刺されたみたいだ

わたしの気持ちはどこへ行くのだろう

悲しくて悲しくて泣きはらした


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