悪いキス

カレーを傍らに置いてわたしを膝の上に座らせた

「俺、まだカレー食ってないから腹ペコ…琴美を食べちゃおうかな…」

そう言って首筋をペロリと舐めた

わたしの身体は敏感に反応して身体がすくんだ

「今キスしたらカレー味だよな、きっと」

「キスなんてしないよ」

「お前、そんな状態でよく言えるよな?」

一倫はわたしが履いている短パンの裾まで太ももを撫でてゆく

次第に唇も降り注いで濡れた音が辺りに響く


< 266 / 415 >

この作品をシェア

pagetop