悪いキス

「やめてください…。そんなことを続けてもわたしはりん先輩のものにはなりません」

冷たい言葉が一倫に突き刺さったみたいだ

「好きって言えよ!…俺のこと好きって…。どうしたら俺のもんになってくれんだよ?身体は感じてんだろ?もっとキスしたいって、もっと俺と悪いことしたいって思ってんだろ?」

髪の毛を掴んでぐいっと顎を持ち上げられた

わたしに思いを寄せる健気な一倫を見るに見兼ねて目をつむった

荒々しい息が唇に触れたと同時に一倫の一方的なキスが始まった

わたしはそれを避けようとするも様々な角度からキスの荒らしが舞い降りるのだった


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