悪いキス
大航がわたしのそばにいて抱き締めてくれる
この温もり
とても愛おしい
「大航、わたしのことは覚えてないの?熱でうなされながらわたしの身体を貪ったこと…」
「あれは琴美だと思ったんだ。琴美が俺のそばにいてくれてるとばっかり…」
「気持ちがいい、最高だって言ってたけど、わたしの身体が忘れられないのかな?琴美ちゃんは大航とはもうやったんでしょ?」
「そんなの…」
まだキスもしてない。
知らなかった大航の過去をどんどん知ってしまう
ちょっと怯えてはいるけれど少しずつ知って行くならきっともう大丈夫だ
「揺木谷、言っていいことと悪いことがある」
「なによ、りん先輩に琴美ちゃんとられそうなくせに」