悪いキス
「りん先輩、これはもう犯罪ですよ?」
「そんなことくらいどうってことないよ、今に気持ちいいだの事態は急展開するから」
「そうそう、琴美ちゃんっだけ?俺らといいことしよーよ」
「嫌だ、気軽に触らないでよ!たい君、助けてっ」
わたしは今、心にいる人の名前を叫んだ
助けてくれるわけない
でも助けに来てくれると信じている
わたしは闇に溶け込んでしまいそうだった
「おい、兄貴。いい加減に琴美のこと諦めたら?」