悪いキス


次第に頬から唇が触れてくる

頬っぺたなんかよりふっくらしていて優しくて気持ちがいい

「リング………ちゃんとずっとはめてくれてるんだ?」

大航はそっと指輪にキスをした

「……うん?」

キスが薬り指に何度も何度も注がれてわたしは熱い何かを覚える

身体の芯がとろけるようなそれでいて炎が燃えるような感覚


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