悪いキス

「わたしを助けてくれた時に言ってたよね」

「もうそろそろ殺してもいいかな、…なんて」

「…え?」

「俺、お前みたいな奴、大っ嫌いなんだよね」

「今、なんて?…」

わたしは震える声で言った

涙が頬を伝って夕焼け色に輝いていた


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