夜空の星
いつだって孤独だ。
孤独にはもう慣れたはずなのになんでいつまでたっても涙は僕の頬を伝うんだろう。
今日は雨…。
家も家族も名前もない…。
そんな僕の人生も終わりを告げようとしている。
雨が僕の全てを流してくれるかのように思えた。
だけど空を見上げるとそんな明るさを見せてくれてなんかいない。
僕の悲しい人生を見て泣いているかのようにしか見えたなかった。
空から降り続ける雨に僕の頬を流れ続ける涙が重なって見えた。
でも、もう何とも思わない。
誰も知らなくて誰も気づかないこの命は本当は最初から無かったのかもしれない。