ホットソウル

朝、目が覚めてテレビをつける。僕が、捕まえた鳥が映っていた。鳥籠に入っていた。じっと見ていると、携帯がなった。僕が、電話に出ると相手は言う。

「あなたのおかげで、こっちはウハウハですよ」

僕は、しばらく考えて言った。

僕「……お金は、そっくり返却します。だから、あの鳥を僕に渡してもらえませんか?」

電話の声「では、それに付加価値を加えてください」

僕「付加価値?」

電話の声「とにかく今日は会社を休み、朝御飯を食べて、貴方の車に乗って私の連絡を待ってください」

僕は、言われるままに従った。ジャージで自分の車に乗り込んだ。携帯が鳴った。

「近くの海に行ってください」

僕は、海へと車を走らせた。海が見えてきた。携帯が、また鳴る。
「貴方の車のトランクには、何が入っていますか?」

僕は、車を降りてトランクを開けたら、栄養ドリンクの空ビンが大量にあった。
(こんなに、いつ飲んだんだろう?!)
動揺した僕は思わず、
僕「トランクには、何も入っていません」
そう言うと電話は切れた。
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