愛を教えてくれたのは若頭
その後、数回よっちゃんからの着信があったが出ることはしなかった
メールも…待ってる、連絡欲しいという
未練がましい内容ばかり
よっちゃん、相当弱ってんだな
けど今の私にはどうする事も出来ない
得体の知れない男だが
根はいいやつだったな、と思う
『それにしても暇だーっ』
晃さんが帰宅し、あまりにも暇なことを伝えたが、「なら学校行くか?」と
ふざけた言葉が返ってきた
「無理無理、学校なんか言って何するの?今更行きたくもない」
『なら、なんで辞めねぇ?』
…、なんでって…
黙っていると、晃さんが冷たい口調で話し出した
「金を払ってんのは親、だろ?行きたくもねぇなら、ハナから行かなきゃよかっただろ〜が」
その言葉に苛立ちを覚えてしまう
何も知らないくせに…と、