愛を教えてくれたのは若頭
気持ち悪い
吐きそう、
そればかり頭に浮かぶ
目尻には涙が溜まっている
そんな私を見て薄笑う
「たっぷり、可愛がってやる」
そう言って私の前開きのパジャマを
力づくで裂いた
ブチブチと、ボタンが弾ける音
首筋に顔を埋めてくる
ねっとりと舐め、気持ち悪くて全身に鳥肌が立つのがわかった
パジャマの下はキャミソール
寝る時はブラジャーを着けていない
だから簡単に膨らみに到達する
あの人の手は
膨らみを何度も撫で回し、揉み
最終的には膨らみの出っ張りを摘む
恐怖と怒りと…
なんとも言えない感情が入り混じる
気持ち悪い
気持ち悪い、
気持ち悪い、気持ち悪い…
『いやぁぁぁぁっ、』
『やめてっ!!』
何度も叫んだ
何度も叫ぶが、あの人は手を緩めない
ニタニタしながら腰を振っている
「あ、愛してるよ、…茜っ」
そう言って馬乗りになっていたあの人は
倒れるように私を抱きしめてきた