愛を教えてくれたのは若頭


「茜が居なくなって…更にお前への気持ちに気付かされた。フリ、なんてもうしなくていい。俺の女だ」


ますます身体が熱い
数ヶ月離れただけで
こうも変わってしまうのか、私の身体


お前は?と私の顎を取り
自分の方へと向けさせた

あっ、
近い距離の晃さんに
心臓の音が大きくなる


『あー…、未だに愛がなんなのか、わからい…です』


これが正直な気持ち
晃さんの顔は少しだけ
悲しそうにも見える


『で、でも…晃さんに会いたい一心で、頑張りました!』


悲しげな顔も、そうかと笑顔に戻り
私のこめかみにキスをしてきた


「男の免疫、なくなったろ?」


こくん、と頷く
顔真っ赤、と晃さんの腕は
また私の身体へと巻きついてきた


私、ゆでダコだ
恥ずかしさが増し
顔を隠すように晃さんに体を預けた

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