愛を教えてくれたのは若頭


『あ、熱いから…離れて』


泣きそうになる
恥ずかしさもあるが
腰に当たるものが
どうにも気になってしまう

そういう行為から経っている私には
久しぶりの刺激
さっきのキスからずっと、
だから落ち着かせたかったのに…


「あ?風呂に入ってんだ、熱いに決まってんだろ?…あー、もしかして身体が疼いたか?」



楽しそうに離す晃さん
これは絶対確信犯だ
さっきまでのウジムシ野郎はどこへ行ったのやら…と思いながら
離れる事を半分諦めかけた矢先


ひゃっ、


やはり逃げ出そう
このままだと…確実に食べられる
晃さんは私の耳を甘噛みした
耳…弱いんです


口が裂けても言えない
もし行ったら
確実に耳を攻撃される
…言わなくても、もうバレてしまっていた

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