愛を教えてくれたのは若頭


こんなこと、過去にもあったよ?
けど、こんなにも違うモノなの?


『…んっ、も、もう、無理』


「ダメだ、あの野郎が触れたとこは、ちゃんと洗わなきゃダメだ。こらっ!股を閉じるなっ!」



こらっ、て…
今時、そんな風に怒る人いないよ
なんて思っていたのは一瞬で
立っていられない


『あ、晃さんっ…おねが、い…むりっ』


洗うという意味はわかるが
ここまで念入りに洗わなくても…



「茜、おかしい。洗っても洗っても、何かが出てくる」


もう、嫌だと
泣きそうになってきた
晃さんは明らかに楽しんでいる

触ってもらう事は嬉しい
けど、こういうことは
出来ればベットの上でやってほしい


『…ばかっ、』


なんとか言えた言葉に
ようやく晃さんの指は止まり
私の中から出て行った


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