愛を教えてくれたのは若頭
ーー結婚しよう
私を助けてくれた人は
私に全てを与えてくれた
面倒なことも
嫌な顔一つせず
私のためにチカラを貸してくれた
好き…
ずっと、一緒にいたい
けど今は違う
死ぬまで一緒にいたい
私ができることを、
貴方を支えたい
貴方の声が笑顔が大好きで
幸せで…幸せすぎて涙が出てくる
『私の愛、受け取ってくれる?』
頬に伝った涙を
晃さんは優しく拭ってくれる
「当たり前だ」
ゴツゴツした手で
晃さんは全ての涙を拭ってくれた
最後の一拭きが
ちょっと乱暴で
もうっ!と怒ったように言うと
悪い、といいながら
キスを落としてきた
すぐ離れた唇
けど、まだ離れたく無い
まだまだ足りない
言葉に出すことができない私は
晃さんの首に腕を回し
自分からキスをした