愛を教えてくれたのは若頭
食事中、
私は通信に通うことを伝えた
希江さんに
学費は自分で払うと伝えたが
やはりダメだと言われてしまった
「茜はそんなこと考えなくていいのよ、通信でちゃんと学んだらいいのよ。その間に何かやりたいことがあれば、遠慮なく言いなさい」
希江さんの隣に座る組長さんも
うん、うんと頷いている
ありがとうございます、とお礼を言えば
当たり前だと返してくれる
「茜を堂城の籍にいれる」
晃さんの言葉に私は黙る
反対らされないと思っていた
けど、本当のところはどうかなんてわからない
ドキドキしながら二人を見ていると
へぇ、という声が返ってきた
「なら、茜は俺たちの娘になるのか。いいじゃないか!晃に妹ができるわけだ」
組長さんの言葉に
私も晃さんもえっ?となる
堂城の籍に入るという意味を掛け違いたみたいだ