愛を教えてくれたのは若頭
違う、と堂城さんが言う
何が違うのか、わからない
聞かれた事を答えたまで…
その時、ボーイさんが
高そうなボトルとグラス
そして別に氷に冷やされているボトルを
持ってきた
失礼します、とボーイさんは
私と堂城さん二人分
グラスにキラキラ輝く炭酸を注ぐ
見入ってしまうほど綺麗だ
今日も飲めるのかと思うとニンマリ
グラスを取ろうとしたが
堂城さんに奪われた
「ノンアルのカクテルあるか?」
ボーイさんにそう伝えると
ボーイさんは一礼して行ってしまった
まさか、と思いを堂城さんを見る
「お前、さっき自分で17歳ですって言ったろ。そんな奴に酒は飲ませられねぇ」
なんだと、
昨日は飲んでも何も言わなかったくせに
あー、飲みたかったのにと
ふくれっ面になってしまう
暫くして、カクテルと
ウーロン茶を持ってきた