愛を教えてくれたのは若頭


迷った挙句、私は堂城さんと
アフター…をする事にした
自分にメリットがない
わかっていたが
堂城さんに近づいてみたい、という
好奇心みたいなものだ


『今日の宿は頼めますか?』


私の事を知っているだろうと
堂城さんにお願いをした


「あ?帰すわけねぇだろ」


当たり前のように言ってくる
あー、この人も女慣れしてる
嫌とか、そう言う話じゃない

いい大人なんだから当たり前か、
しかもいい男だ
あまり気がつかなかったが
意外と筋肉が付いている


今日のお給料を貰い
堂城さんとアフターです、と告げると
これまた驚かれた

マスターらしき人は
「来週、一度話そう」と言い
桜花さんは
「茜ちゃん、やっぱりここで働かない?連絡するわ」と言ってきた


サヨナラ、と告げ堂城さんの腕に絡まる


< 55 / 331 >

この作品をシェア

pagetop