愛を教えてくれたのは若頭
『じゃあ、ビー「ジンジャエール」』
ビールと言おうとすれば
被せてきた堂城さん
なんだよ、
結局、アルコールを飲ませてもらえない
つまらない、と膨れていたら
「バカか、未成年に酒なんか飲ませたら、店側に迷惑がかかんだろーが」
まともな意見に驚いてしまった
見た目は真逆なくせに
『はい、はい。わかりました!』
まぁいい、
別にお酒が好きなわけじゃない
それならジンジャエールでいい
「そんなに飲みてぇなら、帰ってからいくらでも飲ませてやる」
帰ってから?
あー、堂城さんの家ね
「いつから家に帰ってないんだ?」
突然その話?と思いながら
答えるかどうするか、悩んでいたら
ドリンクと、いつ頼んだの?という料理が並べられた
どれも私みたいな女が食べた事がないようなものだ
私、食べ物に吊られてしまいました…