愛を教えてくれたのは若頭
あのバッチ…、と思い出すが
全く思い出せない
引っかかる…
けどすぐにいいやと思っちゃう
堂城さんのマンションの近くのスーパーに寄り、数日分の食材を買う
出る前に、キッチンやパントリー
全ての扉を開けた
やっぱり米がない
家では食事をしないんだろうか
そういえば、昨日のバーでも
アルコールしか口にしていなかった
食べないとダメだよ、と
勝手に心で思いながら、マンションへ帰る
慣れた手つきでオートロックを解除し
部屋へと足が進む
昨日来たばかりなのに、と自分でも思うがすぐにわかる
よっちゃんのマンションと同じ作り
あ、よっちゃんに宿が見つかった事を伝えた方がいいかな?
昨日、バイト終わりに
よっちゃんから着信が来ていた
お疲れ様ってことだったんだろう
後で電話でもしよう、と
食材を冷蔵庫やパントリーへ入れた