愛を教えてくれたのは若頭
私が聞いたのにもかかわらず
聞き返してくるなんて…
「いつまでいたいんだ?」
私が作った五目ごはん
白菜のおひたしに
筍とふきの煮物
和食大好きな私
なかなかこんなものを食べさせてくれるお店はないから無性に食べたくなった
堂城さんも和食が好きなようで
へぇ、と言いながら席に着いた
『私には帰るところがないので、助かりますが…堂城さんに迷惑がかからない程度でいいですよ』
堂城さんにだって、色々あるだろうし
私みたいなガキンチョが
周りにウロウロされたら、迷惑だろう
あ、ふきが美味しい
早めの夕食だろうか、
なんとも不思議な感覚だ
「…一つ提案がある」
そう言いだしたのは
食事が終わり、片付けている時だ
なんの提案なのかわからないが
堂城さんと話すため
洗い物を途中に、ソファへ向かった