明日へ馳せる思い出のカケラ
後期試験が始まった事情もあってか、それからしばらく君と顔を合わせる機会が無かった。
自分勝手にジョギングデートを切り上げた罪悪感は胸にシコリとして抱き続けている。
ただその反面、時間がそれを解決してくれるんじゃないかって、都合の良い考えばかりを俺は思い浮かべていたんだ。
要は君の優しさに甘え、すがりたいだけだったんだろうね。
しかし後期試験の終わった翌日、俺は取り返しのつかない裏切りをしてしまった。
皮肉と呼ぶにはあまりにも出来過ぎた巡り合せ。
そう、【あの日】からちょうど丸一年が経ったその日。俺と君との関係が始まったのと同じ日に、俺は取り返しのつかない過ちを犯してしまった。
どうして俺はあんな事をしてしまったのだろうか。どうして自分を抑えられなかったんだろうか。
その後悔はいまだに俺の心をきつく締め付けて止まない。
でも現実は残酷にも冷めたものなんだよね。
全ては俺がバカだった。それに尽きるだけなんだけどさ――。
自分勝手にジョギングデートを切り上げた罪悪感は胸にシコリとして抱き続けている。
ただその反面、時間がそれを解決してくれるんじゃないかって、都合の良い考えばかりを俺は思い浮かべていたんだ。
要は君の優しさに甘え、すがりたいだけだったんだろうね。
しかし後期試験の終わった翌日、俺は取り返しのつかない裏切りをしてしまった。
皮肉と呼ぶにはあまりにも出来過ぎた巡り合せ。
そう、【あの日】からちょうど丸一年が経ったその日。俺と君との関係が始まったのと同じ日に、俺は取り返しのつかない過ちを犯してしまった。
どうして俺はあんな事をしてしまったのだろうか。どうして自分を抑えられなかったんだろうか。
その後悔はいまだに俺の心をきつく締め付けて止まない。
でも現実は残酷にも冷めたものなんだよね。
全ては俺がバカだった。それに尽きるだけなんだけどさ――。