よく晴れた空に
近藤さんが止めてくれた



「本人が、ここにいたいと申しております
新選組は、福に世話になっており
迷惑だなどと、この先も思いません
それに、想い合う2人を引き裂くなど
あまりにも酷いことです!!
いかなる素性であれ、福が可愛く
大事に思っております!
こちらも、手放す気はございません!
どうか!!寛大な御判断を!!」



近藤さんが守ってくれた




私は、近藤さんの着物を摘まんだ

土方さんが、私を包んでくれて



その様子を見た春獄が



「無理強いする気は、ない
だが……別れなくてはならんのだ
時が経つほどに辛くなる
いずれ……別れる わかるだろう?」



「わからない…わかりたくない」








本当は、わかっていた

いつまでも、ずっと一緒にいられないこと




だけど、今は離れたくない




これからも、ずっと一緒にいたい











土方さんと離れたくない











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