よく晴れた空に
上洛する将軍 家茂公の警護
伊東さんは、屯所に残った
この日、二条城までの警護を任され
二条城に到着すると
「試衛館からの幹部のみ
家茂様が、お会いになるそうだ」
通された部屋で、少し緊張する
頭を下げ、家茂様を迎えると
「其方らは、下がれ」
聞き覚えのある声に、心の臓が高鳴る
「面を上げよ」
きっちりとした格好の
……どっちだ!?
「久しぶりと言った方がいいのか?」
小首を傾げる
「また会えるって…そう言う事かよ!!」
「気づいておらんのか
私は、徳川家茂 幼名は慶福
其方なら、気づいていると思ったが…クク」
扇子で口を隠して、優雅に笑う
それを見て、総司が納得する
「兄の慶と妹の福
2人で家茂様なのですね」
「その通りだ」
「で……今、どちらかな?」
近藤さんがたずねる
「それは、言えぬ!」
そっくりすぎて、全くわからない
伊東さんは、屯所に残った
この日、二条城までの警護を任され
二条城に到着すると
「試衛館からの幹部のみ
家茂様が、お会いになるそうだ」
通された部屋で、少し緊張する
頭を下げ、家茂様を迎えると
「其方らは、下がれ」
聞き覚えのある声に、心の臓が高鳴る
「面を上げよ」
きっちりとした格好の
……どっちだ!?
「久しぶりと言った方がいいのか?」
小首を傾げる
「また会えるって…そう言う事かよ!!」
「気づいておらんのか
私は、徳川家茂 幼名は慶福
其方なら、気づいていると思ったが…クク」
扇子で口を隠して、優雅に笑う
それを見て、総司が納得する
「兄の慶と妹の福
2人で家茂様なのですね」
「その通りだ」
「で……今、どちらかな?」
近藤さんがたずねる
「それは、言えぬ!」
そっくりすぎて、全くわからない