強虫な、あたし
「うーん、で俺が考えた結果だ。」
「…何考えてたのよ、突然。」
キラ―ンっと海斗の目が光った。
「お前、俺が好きだったり?」
なんなんだよ―!突然―!
しかも当たってるし―!
「は、はぁ???ないない。」
慌てて首を横に振って全否定。
変な汗かいちゃったよ。
ちろっと海斗を盗み見ると…
俯いて、険しい表情。
"どうしたんだろ?"
そう思った瞬間、海斗の口が開いた。
「ふぅん。俺の好きな奴さ、鈍感でさぁ…何考えてるかわっかんねぇんだよ。」
え…??