強虫な、あたし



「うーん、で俺が考えた結果だ。」



「…何考えてたのよ、突然。」




キラ―ンっと海斗の目が光った。
















「お前、俺が好きだったり?」



















なんなんだよ―!突然―!
しかも当たってるし―!







「は、はぁ???ないない。」


慌てて首を横に振って全否定。
変な汗かいちゃったよ。





ちろっと海斗を盗み見ると…
俯いて、険しい表情。



"どうしたんだろ?"
そう思った瞬間、海斗の口が開いた。







「ふぅん。俺の好きな奴さ、鈍感でさぁ…何考えてるかわっかんねぇんだよ。」




え…??

< 10 / 19 >

この作品をシェア

pagetop