強虫な、あたし




「ごめ、携帯忘れてさ…
っ!?おまっなんで泣いて…


あっ…寂しかったのか???」



って、あたしの頭をなでてくれた。











だけど、








パシッ――…




「触んないでよ。」



「……あ??」




もぅ、無理だよぉ…、









「好きな子いるんでしょ!?

わ、私海斗居なくったって全然…
平気なんだから!!!!

携帯持ったなら…は、早く行きなよ!!!」





涙を必死でこらえて言った。



短い間に、あたし考えたの。








『好きな人の幸せを願う事も、一つの愛。』






だからさ、あたしが邪魔しちゃ駄目なんだよ。








…そうでしょ?海斗。



< 13 / 19 >

この作品をシェア

pagetop