みかんいろ
「ツーカーレーター。」
モゾモゾ…と、ベットに飛び乗ってだらけながら指輪を見つめていた。
「ちびはでかくなっちゃったなぁ・・・俺よりもでかくなるとは・・・。」
テルは多分195.7センチ(←やけに具体的だが・・・)みかんは183.8センチ、普通の女にしては異様に高いのに対してテルはさらに大きくなっている。さすがのみかんもそこに対してイラッとしている。
「あーのーちーびーがーでかい・・・ムッ。」
がチャリと、扉が開いた。剣を手に持って待機していると・・・
「・・・テル!?」
小声で言ったから聞こえてなかったらしい。テイルが、入ってきた。
「おいお前剣舞ができるそうらしいな。稽古しないか?」
テイルの手には木刀2本。みかんは目を輝かせ、悪魔の笑みで言った。
「いいですよ。」と。
キィンッ!!
「はい。俺のまた勝ちぃ!」
みかんが誇らしげな顔をしてテルを見ていた。テルはつくづく憎たらしそうな顔で、「なんでお前こんなに強いんだっ!!!?」
と、聞いてきたので・・・
「9年もひとりで旅をしてたからなぁ。強くなって当然だろ?」
「ムー・・・お前1ヶ月この国にいるって言ってたよな。」
「あぁ。そうだが?」
「俺が1ヶ月勝負してやる!」
「・・・は?」
さすがに真顔で冷たく言ったのでテルの顔が少し引きつっています。
「だーかーらー、俺が1ヶ月のうちにお前に勝ってやる!!」
「えー・・・やだよ。俺だってこの国を回りたいんだから。」
「と、いうよりお前名前なんなんだ?」
ふと、疑問を抱かれてしまった。みかんは目をチラッと横に向けて言った。
「俺には名前なんてないよ。だけど人は俺のことをみかんって呼ぶな。」
そう言ってまっすぐテルを見た。感情はモロバレだ。こんなにもわかりやすい大人になってしまうとは・・・見損なった。
「お、お前・・・みかんなのか・・・?」
でも、あくまでも僕は知らぬふりをすることにしている。
「だーかーらー、俺には名前なんてない。人は俺のことをみかんって呼ぶだけだってば。何なら俺の名前を名付けてくださいよ。」
少し意地悪をしてみた。そう言うとテルは、何故か妙に真剣に悩みだして・・・
「うーん。みかんじゃないのか・・・じゃあ・・・タンジェリンはどうだ?」
「た、タンジェリン?」
言葉の意味が目から入ってくる・・・みかんって意味だ・・・
「みかんって名前だと・・・俺の好きなやつの名前になっちゃうからさ・・・タンよろしく!」
「結局略すのかいな・・・。はぁ・・・テルよろしく。」
ふと、言ってしまった・・・。
「タン・・・?なんで、その呼び名を知ってるんだ。・・・言え。」
ど、どうしよう・・・あわわわわ!!!?
モゾモゾ…と、ベットに飛び乗ってだらけながら指輪を見つめていた。
「ちびはでかくなっちゃったなぁ・・・俺よりもでかくなるとは・・・。」
テルは多分195.7センチ(←やけに具体的だが・・・)みかんは183.8センチ、普通の女にしては異様に高いのに対してテルはさらに大きくなっている。さすがのみかんもそこに対してイラッとしている。
「あーのーちーびーがーでかい・・・ムッ。」
がチャリと、扉が開いた。剣を手に持って待機していると・・・
「・・・テル!?」
小声で言ったから聞こえてなかったらしい。テイルが、入ってきた。
「おいお前剣舞ができるそうらしいな。稽古しないか?」
テイルの手には木刀2本。みかんは目を輝かせ、悪魔の笑みで言った。
「いいですよ。」と。
キィンッ!!
「はい。俺のまた勝ちぃ!」
みかんが誇らしげな顔をしてテルを見ていた。テルはつくづく憎たらしそうな顔で、「なんでお前こんなに強いんだっ!!!?」
と、聞いてきたので・・・
「9年もひとりで旅をしてたからなぁ。強くなって当然だろ?」
「ムー・・・お前1ヶ月この国にいるって言ってたよな。」
「あぁ。そうだが?」
「俺が1ヶ月勝負してやる!」
「・・・は?」
さすがに真顔で冷たく言ったのでテルの顔が少し引きつっています。
「だーかーらー、俺が1ヶ月のうちにお前に勝ってやる!!」
「えー・・・やだよ。俺だってこの国を回りたいんだから。」
「と、いうよりお前名前なんなんだ?」
ふと、疑問を抱かれてしまった。みかんは目をチラッと横に向けて言った。
「俺には名前なんてないよ。だけど人は俺のことをみかんって呼ぶな。」
そう言ってまっすぐテルを見た。感情はモロバレだ。こんなにもわかりやすい大人になってしまうとは・・・見損なった。
「お、お前・・・みかんなのか・・・?」
でも、あくまでも僕は知らぬふりをすることにしている。
「だーかーらー、俺には名前なんてない。人は俺のことをみかんって呼ぶだけだってば。何なら俺の名前を名付けてくださいよ。」
少し意地悪をしてみた。そう言うとテルは、何故か妙に真剣に悩みだして・・・
「うーん。みかんじゃないのか・・・じゃあ・・・タンジェリンはどうだ?」
「た、タンジェリン?」
言葉の意味が目から入ってくる・・・みかんって意味だ・・・
「みかんって名前だと・・・俺の好きなやつの名前になっちゃうからさ・・・タンよろしく!」
「結局略すのかいな・・・。はぁ・・・テルよろしく。」
ふと、言ってしまった・・・。
「タン・・・?なんで、その呼び名を知ってるんだ。・・・言え。」
ど、どうしよう・・・あわわわわ!!!?