世界で一番、愛してる。
「行ってきまーす。」


「あれ?りぃもう行くの?」

そう声をかけてきたのは、私のお兄ちゃん。

今は大学3年生で、21歳。

私と8つ歳が離れた自慢のお兄ちゃん。


「うん。8:30から始まるから笑
にしても、お兄ちゃん、いつ帰ってきたの?」


「昨日の夜だよ〜。りぃ、一緒に行く?」


「い、行かない!」


「照れるなよ〜」


「照れてないから!笑じゃあ、行ってくるね!」


「おう!いいともだちができるといいな!」


「うん!」




ねぇ、お兄ちゃんはわかってるんでしょう?

私が友達を作らないこと。



今かけてる黒色のダテメガネで自分を隠してることも
< 3 / 81 >

この作品をシェア

pagetop