世界で一番、愛してる。
またいつか
里葉side
私はお母さんの死が受け止められなくてひとり静かに病室を出て、屋上へと駆け出した。
屋上へと続く階段の途中の踊り場で泣き崩れた。
しばらく泣き続けたあと下からこっちへ上がってくる足音が聞こえた。
泣きやまなきゃと思い、頑張るが涙は止まらない。
足音が目の前まで来た時、里葉は笑われるだろうと思い目をぎゅっと瞑った。
しかし、次に聞こえた声は世界で1番落ち着いて、大好きな声だった。
「里葉。」
「悠…っ」
「好きなだけ泣けばいいよ」
その優しい言葉に完全に涙腺は崩壊した。
「何があったかわかってるから…さ
泣きなよ。好きなだけ」
「あ、あり…がと…ヒック」
「うん。何も言わないでいいからね」
「うん…」
これが中学2年生5月の出来事。
私はお母さんの死が受け止められなくてひとり静かに病室を出て、屋上へと駆け出した。
屋上へと続く階段の途中の踊り場で泣き崩れた。
しばらく泣き続けたあと下からこっちへ上がってくる足音が聞こえた。
泣きやまなきゃと思い、頑張るが涙は止まらない。
足音が目の前まで来た時、里葉は笑われるだろうと思い目をぎゅっと瞑った。
しかし、次に聞こえた声は世界で1番落ち着いて、大好きな声だった。
「里葉。」
「悠…っ」
「好きなだけ泣けばいいよ」
その優しい言葉に完全に涙腺は崩壊した。
「何があったかわかってるから…さ
泣きなよ。好きなだけ」
「あ、あり…がと…ヒック」
「うん。何も言わないでいいからね」
「うん…」
これが中学2年生5月の出来事。