世界で一番、愛してる。
私は、中学部1年B組9番だった。

既に何人か来ていて、小学校の話に花を咲かせてるみたい。


私は、その輪の中に入らない。


ううん。入れない。


だから私は屋上へと走った。


里葉。ひとりになるんじゃなかったの?


ひとりになれてるんじゃなかったの?


信じられないんじゃないの?


みんなは裏切るんだよ?

屋上まで行ったら鍵が空いていたからドアを躊躇なく開けると



「分かってるよ!!!!!」


そう叫んだ。
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