世界で一番、愛してる。
里葉side
「つーくんのばか」

「知らねー」

「はは笑翼は相変わらず意地っ張りだな笑」

「うっさい悠兄。」

「悠兄?」

「あー。」

「俺らな、従兄弟なんだよ笑」

「ほんとに!?」

「嘘ついてどーすんだよ笑」

「そっか!」

「「単純…」」

「うるさいですー笑」

「で、翼は、どーすんだ?」

「このままアメリカ戻る」

「は?」

「え?イベントは?」

「え、だってもう俺用無しだし笑」

「え…」

「はぁ…相変わらずバカだな」

「うるせーよ」

「もう!つーくんはイベントに参加するの!悠は見てて?」

「てか何のイベント?」

「なんかねー、トークするみたいな?私もよくわからないの」

「「は?」」

「だから!春樹お兄ちゃんがイベント来いって言ってたから一時帰国したの。こんな予定なかったのに…」

「まじかよ」

プルルルル。プルルルル

「あ、お兄ちゃん」

「もしもし?春樹お兄ちゃん?」

『おー。久しぶりだな。こっちに残ることにしたんだって?』

「な、なんで知ってるの…」

『美優ちゃんが教えてくれた』

私は美優を少し睨んだ

「イベントってどこでやるの?」

『フッフッフッ。懐かしい懐かしい里葉たちの中学校に来い。いいな?』

「え、あ、うん。わかった」

『よし、待ってるな!』

「うん!」
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