恋する上司は同級生!?
私は、細やかな化粧をして、外へ出た。

「んっ・・・、いい朝ー。」

そのまま、近くのホームセンターへ向かう。

「んー。これがいいかな。いやいや、こっちも意外に可愛いなぁ!」

ホームセンターに着いた私は、早速布コーナーへと向かった。

アイロン台の布だから・・・厚めの方がいいのかな?

「よぉーし、こっちに決まりっ」

私は可愛い花柄の布を手に取り、買い物カゴに入れた。

他、香りのするルーズリーフや、こすると光るペンなどなど、面白雑貨を買って、レジへ向かった。

「1230円でございまぁーす。」

妙に甲高い声の店員にお金を差し出す。

良かったぁ。ちょっとは女子力上がったかな?(笑)

そんなことを考えながら家路を急ぐ。

私の逆方向から人が通り過ぎてゆく。

うわぁ、あの人綺麗、とか、あの人俳優の〇〇さんに似てるなぁ、とか、人間観察しながら進む。・・・意外と楽しい!


(え、あの人大丈夫・・・?)

ふと、目の前から歩いてくる長身の男に目がとまる。

・・・ボサボサの髪の毛。

虚ろな目。明らかに正常じゃない。

すると、その人が私の目の前を通り過ぎようとした時!

バッターン!

その人がたおれた!!!???

「だっ、大丈夫ですか!?」

「うーん。・・・ゔっ」

男は、私の膝にコテっと頭を乗っけた・・・て、え!?つ、司!?

「と、とりあえず、部屋に連れていかなきゃ!ここに置いておいたら、死んじゃうかもしれないし・・・!!!」


司を肩に乗っけて、よいしょよいしょと連れていく。
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