恋する上司は同級生!?
ニッコリとカッコ良い笑みを浮かべ、奏くんは微笑んだ。

「おい、お前、チキに慣れ慣れすぎやーしないか?」

珍しく怒った先輩が、奏くんの肩をどん、と押す。

「いたっ・・・。なんですか?湯川先輩は、もう僕のものですよ?部外者は、引っ込んでてくださいね?」

「お前っ・・・!はぁ・・・。これから何かとめんどくさくなるだろうから、言っておく。俺とチキは付き合っている。部外者はお前の方だ。」


先輩っ・・・!う、嬉しいですけど、奏くんにそんな事言うなんて!

「だっ・・・だめです、先輩!

奏くんはまだ新入社員なんですから、優しく接しなきゃぁ。ね、今日ご飯作ってあげますから?」


途端に先輩の顔が明るくなる。ふふふ!先輩、すごく可愛いなぁ♥

「え、マジで?チキの料理、超旨いもんなぁ!俺、オムライスたべたい!」

キラキラと目を輝かせながら先輩が言う。

先輩は、本当にオムライスが好きだからなぁ。勿論、聞いちゃうよ!先輩のお願いだもんね・・・♥


「ふふふ。いいですよ!勿論、グリーンピースは多めですよね?」

「うん!ありがと、チキ!・・・分かった?新米。俺とチキはラブラブなのー。

俺とチキの愛を引き裂くことは無理だから!」

えっ!?ちょ、先輩!恥ずかしいですって・・・!!!

「へぇ、ラブラブでいいですねー。

でも、どうかな?湯川先輩くらい、コロッと落としてやりますよ。

今まで、どれ程の女を落としてきたか・・・思い知らせてやりますよ」

ゔっ・・・。先輩と奏くんの間に火花が見えるんですけど!?
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