恋する上司は同級生!?
「あ...、ごめ」

「今更謝ったって...樹里亜ちゃんの傷は消えないだろ?

...あのな、許してもらえると思わない方がいいぞ」

そう言うと司先輩は、ドッコイセと樹里亜を抱き上げた。

「んわっ...(//д//)」

樹里亜の胸が、司の胸板にあたる。

「あっ、ごめん...、樹里亜ちゃん」

司先輩はそう言うけれど、樹里亜を離さない。

それどころか、顔を赤くしている。

「司先輩っ、行かないでっ...!

私から離れないでぇっ...!」

私はオフィスから出ていく司先輩と樹里亜を追いかけた。

途中、転んで、ヒールが割れた。

けど、司先輩に行っちゃってほしくない!


やがて、司に追いついた。

「司先輩!その子を降ろして!お願い!

イジメ...、樹里亜、ごめん!

けど、それを司先輩はとやかく言えないんじゃないですか!?」
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