秘薬
昭島照代 35歳

主婦のかたわらに午前中だけ働いている人
明るい性格で、誰からも愛されるような人材だ


「そうよね!てっちゃんもそう思うわよね!」

「ええ!ゆっこちゃんは?」

「私は...別に...」

「じゃああと一年後に死んじゃうとしたら使うでしょ?」

のぶさんは少し強引である

まぁ、大阪のおばちゃんらしいが

「いえ、私の寿命がそれくらいなら受け止めます」

私はそっけなく答える

しょうがないじゃないか、別に生きる意味が私にはないのだから。

少しのぶさんとてるさんには申し訳ないが、その場をそそくさと離れた
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