どうか、私の心に傘をさしてください
「ご、ごめんなさい・・・」
彼女はこっちを見ずに呟いた
「わ、わたしは、一ノ瀬先輩が、、こわいんです、、」
・・そうか
「そっか。ごめんな?」
優しい声を意識して話しかけたつもりだったが、彼女は怯えてるようだった。
「・・・これから、どうする?送ろうと思ったけど、俺が怖いんなら、やめようか?」
「お、送ってくださるのなら、甘えさせてください」
「え?・・いいの?」
風国さんは、静かにうなずいた