誰かを好きになるということ
私は幼稚園に入ってすぐ仲良しの男の子がいた。なぜかわからないけどその子と写ってる写真がアルバムにはってある。
名前はありちゃん。とてもひとなつっこい感じの男の子だった。その頃、私のクラスに北海道から越してきた男の子がいた。名前はかずやくん。転校生で今と同じようになかなかまわりにも溶け込めない恥ずかしがり屋の男の子だった。私は、たぶんその子がさびしそうにしているのをみていっしょに遊ぼうと誘ったと思う。ただありちゃんは、それが気にいらなかったようで私とはなんとなく距離をおくようになった。私が年長になるころにはありちゃんはお父さんの転勤でどこかへ転園してしまったらしい。私は最後にちゃんとありがとうと言えたか…さだかでない。でもいまの自分の中にはありちゃんとの思い出がちゃんとある。かずやくんとはすぐ意気投合して仲良しになった。私がいく場所には必ずかずやくんがいた。
私はいつもおとなしく絵をかいたり本を読んだりするのがすきだった。でも、やはりそこは幼稚園。そとへ連れ出されて遊んだ。
幼稚園ではお弁当の時間に自分の好きな飲み物を注文することができた。牛乳が大嫌いな私はいつもコーヒー牛乳だったがたった一度間違えて牛乳を頼んでしまった。でもやはりダメだった。においも味も全部苦手で一口くちをつけただけで飲めなかった。
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