これも恋と呼んでいいのか

――後日。


琉ヶ嵜がひとり、改めて見た靖美の写真集の、最後のページにそれはあった。


開店準備が終わって、眩しそうに空を見上げる琉ヶ嵜の横顔の1枚があったことに気付いた。


店名の入ったエプロンの色が、実は変わっていた。


それと景色でわかったが、まだ靖美が店に入る前だった。


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