永遠dream
第9章

① ~重ねた嘘~

全身に寒気が走る。

 「おい、やめろ。」

沈黙を破ったのはレイだった。

セオさんはレイの手によって私から引き剥がされる。

「少し手を触っただけじゃないか。そんなに慌てる必要も無いだろう?」

レイが引き剥がした理由は本当にそれだけだろうか。

そしてセオさんが“仲良く”したいのは、私だろうか。

それとも…………
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