永遠dream
⑥〜闇の支配者〜
全員の視線が1箇所に集まる。
視線をたどるとそこには70歳くらいに見える男性がいた。
その人が纏う異様な空気に背筋が凍る。
「クロユリの代表である空木義明です。」
え、空木?
あの人今空木って言ったよね・・・?
「あの人って・・・・・・」
私は可憐さんに問いかける。
「空木義明。組織クロユリの創設者の血を受け継ぐ者で・・・萌々様、貴女のお爺様にあたる方でございます。」
!!?
この人が、私の・・・おじいちゃん・・・・・・?
確か、お母さんのお父さんだよね。
婿養子をとったって聞いたことあるし。
こんなにすごい人だったんだ・・・・・・
“萌々様”なんて呼ばれるわけだ。
レイの言っていたことにも納得がいく。
「お忙しい中足を運んでいただけたこと感謝します。本年も『心地の良い共存生活』をモットーに、人間とヴァンパイアを結ぶ第53回全国サミットを開会したいと思います。」
しんと静まり返った空間に、義明さんの声が響き、サミットが始まった。
内容は現時点においての人間側の問題提起、ヴァンパイア側の主張、結論、ヴァンパイア側の問題提起、人間側の主張、結論・・・と続くらしい。
視線をたどるとそこには70歳くらいに見える男性がいた。
その人が纏う異様な空気に背筋が凍る。
「クロユリの代表である空木義明です。」
え、空木?
あの人今空木って言ったよね・・・?
「あの人って・・・・・・」
私は可憐さんに問いかける。
「空木義明。組織クロユリの創設者の血を受け継ぐ者で・・・萌々様、貴女のお爺様にあたる方でございます。」
!!?
この人が、私の・・・おじいちゃん・・・・・・?
確か、お母さんのお父さんだよね。
婿養子をとったって聞いたことあるし。
こんなにすごい人だったんだ・・・・・・
“萌々様”なんて呼ばれるわけだ。
レイの言っていたことにも納得がいく。
「お忙しい中足を運んでいただけたこと感謝します。本年も『心地の良い共存生活』をモットーに、人間とヴァンパイアを結ぶ第53回全国サミットを開会したいと思います。」
しんと静まり返った空間に、義明さんの声が響き、サミットが始まった。
内容は現時点においての人間側の問題提起、ヴァンパイア側の主張、結論、ヴァンパイア側の問題提起、人間側の主張、結論・・・と続くらしい。