永遠dream
  それから1年が経ち、彼女は少し大人になった。

1年がこうも短く感じるのはヴァンパイアであるせいか、それとも退屈でないこの日々のせいか。

この時間が永遠とは程遠いものだということは身に染みているし、自分の中では一瞬に過ぎないがそれでも少しでも永く続けばいいと思った。


  しかし俺の願いは思ったよりもずっとはやく打ち砕かれることとなる。
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