永遠dream
結局ハンターである男を殺してしまったこと。
俺の手が汚れたこと。
そんなことはもう、どうでも良かった。
ただ、今はこの手にある温もりのことだけを考えていた。
急いで彼女の患部を押さえる。
その傷口に治癒の力を集中させる。
しかし傷が収まる気配はしない。
その間にも血はとめどなく流れ出る。
彼女の意識は既に朦朧としている。
これじゃあ治すより先に――
「くそっ!なんでだよ!!治れよ!じゃなきゃ俺の力は何のために・・・っ!!」
そっと、彼女の手が俺に触れる。
「もう・・・い・・・・・・」
「なんでだよ!!」
「わかる・・・私、もう死ぬって・・・」
俺は歯を食いしばって彼女を抱き締めることしか出来なかった。
「ははっ・・・最後に・・・抱きしめてくれるなんて・・・私は幸せだ・・・」
「何言ってんだよ・・・」
「レイくん・・・は、ヴァンパイア・・・だよね」
「お前・・・・・・」
「・・・知ってたよ・・・レイくんが知られたくなさそうだったから、言わなかっただけ・・・」
「!!・・・・・・そっか・・・」
「どっちのレイくんも・・・大好・・・き」
「あぁ・・・・・・」
「無・・・事で・・・よ・・・った・・・・・・」
そう言うと彼女は目に涙をためながら俺に微笑みかける。
そして俺に向かって手を伸ばす。
が、あと少しのところで力尽きる。
「・・・っ・・・うぁぁああああああああああっ!!」
今、世界から彼女が消えた。
俺の手が汚れたこと。
そんなことはもう、どうでも良かった。
ただ、今はこの手にある温もりのことだけを考えていた。
急いで彼女の患部を押さえる。
その傷口に治癒の力を集中させる。
しかし傷が収まる気配はしない。
その間にも血はとめどなく流れ出る。
彼女の意識は既に朦朧としている。
これじゃあ治すより先に――
「くそっ!なんでだよ!!治れよ!じゃなきゃ俺の力は何のために・・・っ!!」
そっと、彼女の手が俺に触れる。
「もう・・・い・・・・・・」
「なんでだよ!!」
「わかる・・・私、もう死ぬって・・・」
俺は歯を食いしばって彼女を抱き締めることしか出来なかった。
「ははっ・・・最後に・・・抱きしめてくれるなんて・・・私は幸せだ・・・」
「何言ってんだよ・・・」
「レイくん・・・は、ヴァンパイア・・・だよね」
「お前・・・・・・」
「・・・知ってたよ・・・レイくんが知られたくなさそうだったから、言わなかっただけ・・・」
「!!・・・・・・そっか・・・」
「どっちのレイくんも・・・大好・・・き」
「あぁ・・・・・・」
「無・・・事で・・・よ・・・った・・・・・・」
そう言うと彼女は目に涙をためながら俺に微笑みかける。
そして俺に向かって手を伸ばす。
が、あと少しのところで力尽きる。
「・・・っ・・・うぁぁああああああああああっ!!」
今、世界から彼女が消えた。