永遠dream
第14章

①~告げられた真実〜

あの話をしてから、萌々は俺を避けるようになった。

話をした後、俺は過去と真っ直ぐ向き合えたという、妙な達成感に囚われて周りが見えてなかった。

・・・考えればわかっただろう。

あの時も、そうだった。

萌々がハンターだとわかった時。

なら今回俺を避ける理由にも察しがつく。

なのになぜ、話をした時そこまで考えなかった!?

こうなる前に萌々に言わないといけないことがあったのに!

どうして・・・俺は気づけないんだ。

今からでも遅くはないかもしれない。

けれど、今本心を伝えても気休めだと思われるだろう。

じゃあ、どうすればいい?

今度こそ萌々は俺の隣りに戻って来てくれないかもしれない。

・・・・・・怖い。

行動を起こす勇気が出なかった。

俺は・・・いつからこんなに臆病になったんだろうか。


失うのが・・・こんなにも恐ろしい。
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